近年、日本各地で地震や台風、大雨による災害が頻発しています。いざという時に備え、防災グッズを揃えている方も多いかと思います。しかし、懐中電灯や非常食などの定番品だけでなく、「リヤカー」「宅配ボックス」「エアーコンプレッサー」という一見防災とは無関係に思えるアイテムが、非常時に驚くほど役立つことをご存じでしょうか？
本記事では、これらのアイテムがどのように防災に役立つのかを詳しく解説し、災害時の生活を少しでも快適にするための知識をお伝えします。
その1：防災防犯の必要性
災害時は、家屋の倒壊や停電、水道の断絶だけでなく、犯罪リスクも高まります。物資不足や避難所での混乱が続くと、一部の人々が食料や生活用品を求めて窃盗や強盗を行うケースも報告されています。そのため、事前に防災と同時に防犯対策も考慮することが重要です。
自宅の安全確保
戸締りの強化や、非常用の鍵付き収納を用意することで、大切な物資を守ることができます。特に長期不在となる場合は、宅配ボックスなどを活用して荷物を外部から見えにくくする工夫も必要です。
避難所での自己防衛
避難所では、プライバシーを守るためのパーテーションや、自分の持ち物を整理して保管できるスペースを確保することが大切です。また、貴重品を最小限にし、不要なトラブルを避ける意識も重要です。
災害時に備えた防災と防犯の両立を意識し、万が一の状況に備えた準備を進めましょう。
その2：防災防犯対策を怠った場合に想定される最悪の状況
災害時に防災・防犯対策を行わなかった場合、以下のような深刻な事態が発生する可能性があります。
物資不足による生命の危機
食料や飲料水、医薬品の備蓄がない場合、救援が遅れた際に生命の危険にさらされます。特に水は数日で不足し、脱水症状や栄養不足による健康悪化が起こる恐れがあります。
犯罪被害の増加
災害発生後、混乱に乗じた窃盗や強盗が発生することがあります。無施錠の住宅や避難所では貴重品や物資を奪われるリスクが高まり、身の安全を脅かされる可能性があります。
家屋倒壊や火災による二次被害
地震や台風の影響で建物が損傷している場合、早急な対応を怠ると倒壊のリスクが増します。また、地震後の火災発生を防ぐための消火設備の点検も不可欠です。
防災防犯を怠ることは、災害後の生活をさらに困難にする要因となります。今一度、自身の備えを見直し、必要な対策を講じることが重要です。
最近だと記憶に新しいのは、2024年1月1日の北陸地方の大震災でしょうか。
すでに1年前の出来事ですがこれらは恐ろしい被害だったと思います。防災できるのであればできる限りのことをするべきです。
防災防犯グッズその1. リヤカー – 避難時の強い味方
リヤカーは、一般的には農作業や引っ越し、資材運搬に使われる道具ですが、災害時には以下のような用途で大いに活躍します。
折りたたみアルミリヤカーの専門店では便利なアルミリヤカーについての解説記事が豊富にあります。
まず町内会や地方自治体などからのアルミリヤカー購入理由としては、避難時の荷物運搬には大規模災害発生時、徒歩で避難しなければならない場面への対応にあるようです。その際に、大量の荷物を持ち運ぶのは非常に困難です。特に小さな子どもや高齢者がいる場合はなおさらです。リヤカーがあれば、水や食料、毛布、衣類などの必要な物資を一度に運ぶことができ、移動の負担を大幅に軽減できます。
救助活動・物資供給としても災害後、車が使えない状況になることは少なくありません。道路が寸断されていたり、ガソリンが手に入らなかったりする場合でも、リヤカーがあれば、人力で物資を運ぶことができます。地域の救援活動にも役立ち、助け合いの場面で大活躍します。
また簡易寝床としての活用避難所が満員だった場合や、一時的に屋外で過ごさなければならない場合、リヤカーの荷台にブルーシートやマットを敷くことで、簡易的な寝床としても使用できます。硬い地面に直接寝るよりも、多少の快適さを確保できます。
防災防犯グッズ2. 宅配ボックス – 災害時の安全な受け取り手段
宅配ボックスは普段、留守中に荷物を受け取るために使われますが、災害時にも思わぬ形で役立ちます。
食料・物資の受け渡しに災害発生後、家の前まで宅配便が来られなくなることがあります。また、避難所などで支援物資の配布が行われる場合、混雑を避けるために分散して受け取ることが望ましい場面もあります。宅配ボックスを設置しておけば、食料や物資の受け渡しを非接触で行うことができ、衛生面でも安心です。
盗難防止対策として災害時は、治安が悪化することもあります。特に貴重な物資が狙われることがあるため、食料や生活必需品を安全に保管する場所として宅配ボックスを活用できます。鍵付きのものを選べば、より安心です。
情報共有の拠点として宅配ボックスを「掲示板」的に活用することも可能です。避難所の情報や支援物資の配布状況、地域住民との連絡メモを入れておくことで、通信手段が限られる災害時でも情報共有がスムーズになります。
防災防犯グッズ3. エアーコンプレッサー – 緊急時の多用途ツール
エアーコンプレッサーは、空気を圧縮して様々な用途に使う機械です。普段は自動車整備や空気入れなどに使われますが、災害時にも重要な役割を果たします。
災害時にはタイヤの空気補充として活躍します。地震や水害で道路が損傷し、パンクのリスクが高まることがあります。避難や物資運搬のために車を使う際、タイヤの空気圧を適切に保つことは安全運転に直結します。エアーコンプレッサーがあれば、ガソリンスタンドに行けなくてもタイヤの空気補充が可能です。
簡易的な清掃・除塵としても利用することができるのがエアーコンプレッサーです。災害後、家屋が泥や粉塵で汚れることが多くなります。電源が確保できる場合、エアーコンプレッサーを使って埃や泥を吹き飛ばし、清掃作業を効率化できます。
また、水害時の活躍には浮き輪やエアーマットの膨張が考えられます。避難生活が長引くと、快適な寝具が重要になります。エアーマットや浮き輪型のクッションを膨らませることで、少しでも快適に過ごすことができます。また、子ども向けの遊び道具を膨らませることで、ストレスを軽減する助けにもなります。
非常用のエアー供給として、瓦礫の下に閉じ込められた人への空気供給や、一時的な酸素補給としても活用できる可能性があります。もちろん本格的な救助用装備には及びませんが、応急処置として役立つ場面も考えられます。
コンプレッサー通販の専門店は震災時にも製品を寄贈するなどしているようで頼もしい存在としてあるようです。
被災地や消防団への支援活動について｜コンプレッサー専門店エアセルフ
まとめ – いつもの道具を防災アイテムとして活用しよう
今回紹介したリヤカー、宅配ボックス、エアーコンプレッサーは、普段の生活では防災目的で使われることはほとんどありません。しかし、災害時には移動、物資の受け渡し、安全確保、環境整備といったさまざまな面で役立ちます。
防災対策は、特別な道具を揃えるだけではなく、日常的に使うアイテムを「もしもの時にどう活かせるか」を考えることも重要です。これを機に、身の回りの物を見直し、災害に備えた賢い準備を進めてみてはいかがでしょうか？
以上、非常時に備える！防災防犯対策ができる意外な活用法でした。
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